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ブンデスリーガ熱狂塾
第8回「ドイツ語」
 

2025年02月07日

ドイツ・ブンデスリーガ24/25

毎週日曜日よる7時より放送中の「サンデーサッカー ドイツ・ブンデスリーガ24/25」。一体どんなサッカーリーグなの?と、思っている方もいるのでは。そこで「ブンデスリーガ」がもっと “楽しく” もっと“おもしろく”なるコラムをお届け。

「ブンデスリーガ」は世界で最も熱狂的なリーグだと言われていることをご存知でしょうか。ドイツ在住歴もあるスポーツライター・コメンテーターとして活躍するミムラユウスケさんが、熱狂のポイントを語ります。プレー中には欠かせないチーム内でのコミュニュケーション。今回はブンデスリーガの各チームの言語事情を解説!

第8回「ドイツ語」

ドイツのチームでプレーするのであれば、ドイツ語を学ばないといけない。

それは当たり前のことのようであって、必ずしもそうではないのをご存じだろうか。

確かに、自国の文化とかかわりの深い言語を大切にするスペインやイタリアなどでは、チーム内で話される言語は基本的にはスペイン語やイタリア語になる。

ところが、ドイツの場合は少し様子が違う。

そもそも、ドイツでは英語を話す人の数が、スペインやイタリアのようなラテン系の国とは異なる。海外からの旅行者は、ドイツの片田舎に行かない限り、英語だけでもほとんど不自由せずに過ごせるはずだ。ドイツにはそうした文化があるから、ドイツ人サッカー選手たちも、外国人選手と話すときに英語を用いることに抵抗がない。むしろ、ドイツ人選手のなかには、「英語を話せるオレはイケている」と考えている者も少なくないという。どうしてもサッカー選手は勉強が苦手と思われがちだから、プロサッカー選手でありながら英語も話せるほどの学力があると誇示したい意識が働くようだ。

他にも、事情はある。

ドイツでも強豪チームになればなるほど、ドイツ以外の出身選手の数が多くなる。現在首位を走るバイエルンなどは、チームに所属する25選手のうち、半分以上となる14選手がドイツ以外の出身選手だ。

ドイツ国外から来た選手の全てがドイツ語の習得に熱心であるはずもないし、チームに移籍したばかりの選手とドイツ語でコミュニケーションを取るのは現実的ではない。だから、ロッカールームで飛び交う言語が英語になるケースは多い。

例えば、今シーズンからベルギー人のコンパニが指揮をとるバイエルンでも、コンパニ監督は選手たちに英語を使って指示を送っている。なお、コンパニはベルギー出身であるために、フランス語やオランダ語、英語が話せるのだが、ドイツ語の会話も流ちょうだ。現役時代にドイツのチームでプレーしていた経験があるからだ。にもかかわらず、コンパニ監督が英語を用いるのは、多国籍軍団のチームを率いる上ではそれがもっとも手っ取り早いからだ(もちろん、ドイツ人選手の多くが英語での指示を理解できるという事情もあるのだが)。その上で、各選手と込み入った話をするときなどは、その選手にとって理解しやすい言葉を用いるという。

実は、バイエルンのかつての方針は違っていた。ドイツの盟主を自認する彼らは、監督選びの際にはドイツ語を話せる人物かどうかを重視していた。ただ、国際化の波には勝てず、現在は英語での指導を認めている。

【ブンデスリーガの言語事情】ドルトムントの場合は…?

そんななかで話題になっているのがドルトムントのケースだ。今シーズン開幕時から指揮を執っていたシャヒン監督は、トルコ人ながら、ドイツで生まれたためにドイツ語とトルコ語のバイリンガルである。だから、彼はドイツ語で選手たちを指導していた。

しかし、成績不振のためにシャヒンは1月に解任された。代わりにやってきたのがクロアチア人のニコ・コバチ監督なのだが、彼が生まれたのはドイツの首都ベルリン。彼もまた、ドイツ語とクロアチア語のバイリンガルである。彼はこれまでにフランクフルトやヴォルフスブルクといったブンデスリーガのチームで監督をした経験もあるのだが、そのときは当たり前のようにドイツ語で指導していた。

しかし、2月2日から新監督としてニコ・コバチがチームに合流したときに、用いていたのはドイツ語ではなく英語だった。その背景には、どうやら、シャヒン前監督によるドイツ語での指示をしっかり理解できていない外国籍選手の数が少なくなかったからのようだ。ドルトムントの監督が指示をする際に用いる言語の変更は、ドイツメディアも注目していた。

ブンデスリーガではずいぶん前から外国籍選手に広く門戸が開かれていたが、強豪チームのこうした方針転換を受けて、国際化はますます進んでいきそうだ。

文=ミムラユウスケ

ミムラユウスケ/スポーツライター、コメンテーター。2006年7月に活動をはじめ、2009年1月にドイツへ渡る。ドルトムントやフランクフルトに住み、ドイツを中心にヨーロッパで取材をしてきた。Bリーグ開幕日の2016年9月22日より拠点を再び日本に移す。著書に「光と影」(武尊と共著)、「心が震えるか、否か」「千葉ジェッツふなばし熱い熱いDNA」(香川真司と共著)、横浜ビー・コルセアーズ「海賊をプロデュース」、「淡々黙々」(内田篤人と共著)。構成に「鈍足バンザイ!」(岡崎慎司)。

X(旧Twitter)@yusukeMimura

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