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ブンデスリーガ熱狂塾
第11回「堂安律」
 

2025年03月21日

ドイツ・ブンデスリーガ24/25

毎週日曜日よる7時より放送中の「サンデーサッカー ドイツ・ブンデスリーガ24/25」。一体どんなサッカーリーグなの?と、思っている方もいるのでは。そこで「ブンデスリーガ」がもっと “楽しく” もっと“おもしろく”なるコラムをお届け。

「ブンデスリーガ」は世界で最も熱狂的なリーグだと言われていることをご存知でしょうか。ドイツ在住歴もあるスポーツライター・コメンテーターとして活躍するミムラユウスケさんが、熱狂のポイントを語ります。“スコアポイント”という指標をご存知だろうか。その“スコアポイント”で上位に入る日本人選手がいた。

第11回「堂安律」

ヨーロッパでは選手が決めたゴールの数と、味方のゴールをおぜん立てした際にカウントされるアシスト数とを合わせた「スコアポイント」という記録がある。この「スコアポイント」を見れば、その選手がチームの得点にどれだけ貢献しているのかがわかるからだ。

ブンデスリーガを含めた、イングランドなどサッカー界のトップを走る5カ国のリーグを「欧州5大リーグ」と呼ぶが、そこでプレーする日本人選手としてもっと多くの得点に絡んでいるのが、ドイツ・フライブルクで戦う堂安律である。

堂安は今シーズンのブンデスリーガにおいて、すでに8ゴール、6アシストを記録している。14を数える彼の「スコアポイント」はブンデスリーガの全選手のなかでも11番目のもの。日本代表のエースナンバーである10番を背負う選手として堂々の成績だ。

そんな堂安は、W杯出場のかかった今年3月のアジア最終予選のために帰国した際、異例の行動に出た。

ドイツから飛行機を乗り継いで日本に着いた直後、メディアの取材に応じる時間をあえて設けたのだ。異例のことだった。多くの選手が、長旅の後には身体を休めることを優先して、足早に空港を後にする。そうした行動に異を唱える人などいない。その後に試合を控えているからだ。

そうした状況があるなかで、堂安は空港で記者の前に立ち、TV用の取材だけではなく。新聞やWEBメディアなど、いわゆる活字メディアの取材にも応じていった。

その理由は一体どこにあったのか。

堂安が異例の取材対応!その“堂安らしい”理由とは?

当初、堂安が取材に応じるのは、現在の日本での話題を独占している野球に対抗するためではないかと見られていた。実際、一部のサッカーファンは、サッカーの報道が少ないことに不満の声を挙げている。しかし、堂安は野球との比較論については一蹴した。

「野球界が正直、とんでもないことをしているのはわかっていますし、そこに『もっとサッカーについて報道しろよ』などという“レベルの低い話”はしたくないです」

メディアがどういう報道をするのかは、堂安のようなアスリートがコントロールできるものではない。アスリートはコントロールできないものではなく、コントロールできるものに意識を向けないといけないというのがスポーツ界の鉄則だ。堂安の言うとおり、アスリートが報道に意識を向けるのはお門違いだ。

堂安が日本滞在時の貴重な時間を割いてまで、メディアの前で口を開いた理由はこうだった。

「僕らがワールドカップで優勝する集団なのだと言うことをもう一回、強調しないと(いけないと考えました)。そういった集団が、この1~2試合で気を緩めるわけにはいかないです。もう一回、自分たちの目標を具体的にして、準備していく必要があるので。それを、自分が先頭に立ってやっていきたいなと思います」

堂安が帰国する時点で、日本はW杯出場権を獲得して当然といえるような位置にいた。

しかし、日本代表の目標はW杯出場権の獲得ではなく、W杯本大会で優勝すること。それをはき違えてはいけない。そう考えたからこそ堂安は一人、メディアの前に立ったのだった。

「僕は選手なので選手の気持ちがわかります。『あと一勝すればW杯出場が決まるだろう』とかいう考えは頭の片隅に、どうしても出てきちゃうんですよ。それを遮断するためには、メディアの前で、ワールドカップ優勝宣言を掲げること。それが自分自身を引き締めることにもなると思ったので。僕は先頭に立ってやっていきたいんです」

ドイツ・ブンデスリーガで多くの得点に絡み、リーグの顔となる選手らしい振る舞いである。

ただ、堂安は口だけの男ではなかった——。

3月18日、今回の代表戦2試合を戦う全ての日本代表選手が集まった最初のトレーニングでのこと。ウォーミングアップを兼ねたランニングでチームの先頭に立って走っていたのが、そう、堂安なのだ。

文=ミムラユウスケ

ミムラユウスケ/スポーツライター、コメンテーター。2006年7月に活動をはじめ、2009年1月にドイツへ渡る。ドルトムントやフランクフルトに住み、ドイツを中心にヨーロッパで取材をしてきた。Bリーグ開幕日の2016年9月22日より拠点を再び日本に移す。著書に「光と影」(武尊と共著)、「心が震えるか、否か」「千葉ジェッツふなばし熱い熱いDNA」(香川真司と共著)、横浜ビー・コルセアーズ「海賊をプロデュース」、「淡々黙々」(内田篤人と共著)。構成に「鈍足バンザイ!」(岡崎慎司)。

X(旧Twitter)@yusukeMimura

写真=ミムラユウスケ氏 撮影(ランニングでチームの先頭に立つ堂安選手)

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