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『未来世紀ブラジル』『ゼイリブ』…映画史に名を刻んだ魅惑のSF映画ほか至極のラインナップをお届け  

2025年03月17日

番組情報

BS松竹東急では、今週もミステリーからSFまで多彩なジャンルの名作映画を毎日お届けします。3月17日(月)は、昭和を代表する文豪・坂口安吾原作のミステリー映画『不連続殺人事件』、3月18日(火)からはSF映画の傑作『未来世紀ブラジル』『ゼイリブ』『LOOPER/ルーパー』を三夜連続放送します。

さらに、薬師丸ひろ子の主演作『里見八犬伝』『Wの悲劇』もお届け。名作づくしの、映画好きにはたまらないラインナップとなっています。

3月17日(月)20時『不連続殺人事件』

県有数の財閥である歌川多門(金田龍之介)の豪邸で殺人事件が発生する。被害者は流行作家の望月王仁(内田良平)で、心臓には短刀が突き刺さっていた。そのとき歌川邸にいたのは、いずれも元夫婦や元愛人など、ただならぬ関係にある29人の男女。各々が疑念を抱く不穏な空気のなか、探偵の巨勢博士(小坂一也)が犯人を追うが、次の被害者が出てしまい…。

原作は無類派の作家として知られる坂口安吾の同名小説。メガホンをとった曾根中生は学生時代から坂口に傾倒しており、映画化はまさに念願だったという。製作・配給は、非商業的なアート系映画の配給・上映を目指して発足し、それまでの日本映画とは一線を画した作品を世に送り出した伝説の映画会社ATG(日本アート・シアター・ギルド)。

≫≫『不連続殺人事件』詳細

3月18日(火)20時『未来世紀ブラジル』(字幕版)

舞台は情報が徹底的に管理されるようになった近未来のとある都市。役人の手違いで、無実の男がテロリストとして逮捕されてしまう。この事件の隠ぺいを命じられた情報省勤めの役人サム(ジョナサン・プライス)は、冤罪事件への抗議のため役所を訪れていた美女ジル(キム・グライスト)を見て驚く。なぜなら、彼女はサムが夢で見続けていた謎の女そっくりだったからだ。情報省に目をつけられたジルを救おうと奔走するサムだが、やがて彼自身がテロリストとして追われる身となっていく――。

テリー・ギリアム監督が手掛けた1985年公開のSF映画。ジョージ・オーウェルの著書「1984年」を思わせる全体主義社会を背景にしながらも、独特のユーモアとシュールな映像美で異彩を放つ。レトロフューチャーな美術や奇妙な機械が入り混じる世界観は、息苦しい現実と幻想的な夢の世界のコントラストを際立たせる。主人公サムの行く末を通じて、官僚制の滑稽さやアナログな情報管理が皮肉たっぷりに描かれ、最後に待っている衝撃的な結末まで、まったく目が離せない。

≫≫『未来世紀ブラジル』詳細

3月19日(水)20時『ゼイリブ』(字幕版)

職を求めて放浪するナダ(ロディ・パイパー)は、貧民キャンプ地の近くの教会で、不思議なサングラスを手に入れる。何気なくそのサングラスをかけると、街中の広告は「服従しろ」「消費せよ」といったメッセージに変わり、富裕層はエイリアンの姿へと変わった。人間に紛れた異星人が支配階級として暗躍していることを知ったナダは抵抗を決意し、仲間とともに立ち上がる。

『ハロウィン』シリーズや『遊星からの物体X』で知られるジョン・カーペンター監督が手掛けた社会風刺SF作。物質主義の欺瞞を描く世界観と、特権階級によるメディア支配というテーマが、現代にも通じる鋭いメッセージを放つ。サングラス越しに見える「支配の真実」が象徴する、監視社会の構造や広告の洗脳効果を描いたストーリーが、シンプルながらも強烈な印象を残す。

≫≫『ゼイリブ』詳細

3月20日(木)20時『LOOPER/ルーパー』(吹替版)

2074年。未来で暗躍する犯罪組織は、タイムマシンで標的を過去へ送り込み「ルーパー」と呼ばれる殺し屋に抹殺・処理させていた。そんなルーパーの一人で、2044年を生きるジョー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)のもとに、ある日、30年後の自分(ブルース・ウィリス)が送り込まれてくる。未来のジョーはある目的のために過去に戻っており、二人のジョーはそれぞれの思惑を胸に対峙。過去と未来の狭間で、彼らの選択が世界の行く先を左右することになる。

時間旅行をテーマにしながら、サスペンスとアクション、そして人間ドラマが絶妙に絡み合うSF映画。若きジョーと老いたジョーの対立が、単なる追跡劇にとどまらず、運命や倫理観を問う物語へと昇華される。ブルース・ウィリスとジョセフ・ゴードン=レヴィットの演技や独特の世界観、スタイリッシュなアクションが魅力の一作。

≫≫『LOOPER/ルーパー』詳細

3月21日(金)20時『里見八犬伝』

かつて安房の領主・里見義実に征伐された蟇田定包の妻である玉梓(夏木マリ)と息子の素藤(目黒祐樹)が不死身の妖怪となって甦り、里見一族を殺害する。一人娘の静姫(薬師丸ひろ子)だけがなんとか逃げ延びるも、魔の手は背後にまで迫っていた。そんな彼女のもとに、八人の犬士が続々と集結する。蟇田一族と戦う使命を持って生まれた彼らとともに、静姫は悪の妖怪軍団に立ち向かうが…。

曲亭馬琴「南総里見八犬伝」を翻案した鎌田敏夫の「新・里見八犬伝」が原作。日本の伝奇小説がもとでありながら、特撮が取り入れられたり、アメリカ出身の歌手ジョン・オバニオンが歌う英詞の歌が主題歌に採用されたりと、当時としては斬新で挑戦的なアイディアが盛り込まれている。主人公の静姫に扮するのは当時人気絶頂の薬師丸ひろ子。真田広之が演じる八犬士の一人・犬江親兵衛との恋模様も見どころ。

≫≫『里見八犬伝』詳細

3月23日(日)12時20分『Wの悲劇』

女優を目指す三田静香(薬師丸ひろ子)は、所属する劇団の次回公演「Wの悲劇」で役を掴むためにオーディションに挑むが、あえなく落選。セリフがたった一言しかない端役をあてがわれる。公演初日の夜、静香は、劇団の看板女優で「Wの悲劇」で主演を務める羽鳥翔(三田佳子)の部屋に呼ばれる。そのベッドの上では一人の男が死んでいた…。逃げ出そうとする静香を引き留め、翔はとんでもない提案を持ちかける。

原作の夏樹静子の同名小説を劇中劇として登場させ、映画本編は独自のストーリーを展開するという構成が面白い一作。また、劇団の研究生が本物の女優になっていく姿が、本作で一皮むけた演技を披露して“アイドル女優”というイメージから脱却した薬師丸ひろ子自身の姿に重なり、80年代の日本映画の中でも強烈な印象を残している。主題歌は「Woman "Wの悲劇"より」。言わずと知れた名曲だが、ぜひとも映画の世界観のなかで聴いてみてほしい。

≫≫『Wの悲劇』詳細

BS松竹東急では、年間300本以上の映画を放送中。来週からは二週に渡って、「松竹創業130周年✕開局3周年記念 山田洋次特集」と題し、日本を代表する名監督の映画作品を放送します。

下町に住む親子の心温まる絆を描いた『こんにちは、母さん』から、真田広之主演のアカデミー賞ノミネート作『たそがれ清兵衛』まで、山田洋次の代名詞ともいえる名作映画10作を一挙放送。日本映画の歴史を彩ってきた名作をこの機会にぜひお楽しみください。

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