佐藤愛子原作、すべての女が迎えねばならぬ、その時。美貌の美容整形医の胸にうずきはじめた中年の焦燥と不安が、やがて夫と娘への背信へと…。添田と唇を重ねてしまった翌日、彰野は添田にことさら事務的な態度をとり、昨夜は何もなかった、毬世を幸せにしてやってほしいと告げる。
添田は傷つくが、彰野もまたどうしようもない寂しさに襲われる。
そんなとき、明治が今まで甘えすぎていたことを彰野に謝り、家にもできるだけいるようにすると言いだす。待ち望んでいた夫の言葉だったが、彰野にとってはもう遅すぎた。日曜日、明治の提案で、添田を食事に招待することになった。その席で、添田が突然、毬世と結婚させてほしい、と明治らにきりだす。明治と彰野は二人を祝福。これでいいのだ、と自分に言いきかせる彰野。
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