毒の平に振り下ろされた鬼の剣 愛を失った女の恨みが殺意に変わる長野県の建設・不動産業界に君臨する大物、武田建設会社社長・武田喜助の死体が、戸隠の毒の平(ぶすのだいら)で発見された。死後2~3日経過しており、死因は青酸性の毒物による中毒死で、別の場所で殺害されて運ばれたと推定された。現場に到着した県警警部「信濃のコロンボ」こと竹村岩男は、武田の秘書にパーティー会場での武田の様子を聞く。